現状維持を選んでいるのは私だった ― 脳の仕組みと変化の本質

「本気で変わりたい」と思っていたのに…
「こんな自分はもうイヤだ!」
「今度こそ人生を変える!」
そう決意して何度もチャレンジしたのに、気づけばまた同じところをぐるぐるしている─
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、あなたの意志が弱いからではありません。
問題は、「変わりたい」と思う自分と、「今のままが安心」と感じる脳との間にギャップがあること。
私自身も、まさにこの“現状維持”の罠に何度も引っかかっていました。
脳は“変化”が苦手な生き物
脳は本能的に、変化よりも“生存率の高い今のまま”を優先します。
たとえ今が不満だらけであっても、「この状態で生きてこられた」という過去の経験が、脳にとっては“安心材料”なのです。
つまり、現状維持こそが脳にとってのデフォルト設定。
だからこそ、変わろうとするときに
- なんだか気が進まない
- よくわからない不安が出てくる
- とっさにやらない理由を見つけてしまう
そんな反応が出るのは、当然ともいえます。
「私って変われない…」と落ち込む前に
私自身も、「今度こそ変わりたい」と何度も願い、講座を受けたり、勉強したり、ノートに書き出してみたり。
でも、現実が変わらないままだと、「私って、結局何も変われないんじゃないか」と自己否定に陥ってしまうこともありました。
でも、あるとき気づいたんです。

実は、「変わりたい」と言いながらも、無意識に“今のまま”を選び続けていたのは私自身だった。
これは決して自分を責めるための言葉ではありません。
むしろ、「自分の無意識の仕組みに気づけた」という大きな一歩だったのです。
行動よりも前にフォーカスしている“方向”を見る
人は無意識のうちに、「今のままでいたい理由」を毎日、心のどこかで唱えています。
- 失敗するのが怖いから
- 本当に望んでいることを否定されたら辛いから
- 成功したら今の人間関係が壊れるかもしれないから
私たちが日々使っている“セルフトーク”が、未来をつくる方向を決めています。
「どうせ無理」「でも、どうせまた…」というつぶやきが習慣化していると、当然、行動もエネルギーも未来も変わりません。
だからまずは、
- どんな言葉を自分にかけているか
- どんな未来を信じているか
ここに気づくことが、変化への入口になります。
変化は“苦行”じゃなくていい
「変わりたいなら、頑張って変わらなきゃ!」
そう思っていた頃の私は、とにかく苦しい道ばかり選んでいました。
でも今は、こう思っています。

本当の変化って、“ちょっと怖いけどワクワクする”方向にあるよね!
その一歩は、小さくてもいいんです。
「やってみたい」と思ったことに、正直に向き合ってみる。
「本当はこうしたい」と思っていた気持ちを、やっと認めてあげる。
それだけで、現実は動き始めるのです。
コンフォートゾーンを超えるには「安心」が必要
変化の一歩を踏み出すには、土台となる“安心感”がとても大事。
だから私は、継続セッションやコミュニティを通して、「安心して変われる場所」を提供しています。
それは、失敗しても大丈夫な場所。
自分の気持ちを正直に言っていい場所。
他人と比較せず、自分のペースで進める場所。
誰かとつながりながら変化を進めることは、とても力強いサポートになります。
一人で頑張らなくていいんです。
本当に変わりたいなら「選んでいる自分」に気づくことから
私たちは、日々無数の選択をしています。
その一つ一つが、未来の自分をつくっています。
「このままでいたい」も、「変わりたい」も、どちらもあなたの中にある選択肢。
それに、気づけるかどうかがすべてです。
だからこそ、今日から問いかけてみてください。
- あなたが今、変えたいことは何ですか?
- それに向けて、どんな小さな行動から始められそうですか?
よかったら、コメントやセッションでシェアしてくださいね!
あなたが“自分を選び直す”その瞬間を、心から応援しています。