「気づいたのに変われない」あなたへ―自己成長を止める“わかってるつもり”の正体とは?

「それ、もう知ってるよ」「気づいたから大丈夫」
そう思った瞬間、あなたの脳はそれ以上の成長をストップしてしまうのをご存知ですか?
この記事では、「わかっているつもり」が自己成長を妨げる理由と、その先に進むためのシンプルでパワフルな問いかけをご紹介します。
読み終わった後には、あなた自身の言動や思考を深く見つめ直し、「本当に変わる準備が整った自分」に出会えるはずです。
気づきで止まっていませんか?
自己成長の道では、「知る → 気づく → 行動する」というステップがよく言われます。でも、多くの人が「気づいた」で止まってしまう。
それはなぜか?
一番の理由は、「わかった」という思い込みが脳の学習をストップさせてしまうからです。
「これって前にも聞いた」「それ知ってる」 こうしたセルフトークは一見賢いようで、実は自分の成長を止めてしまう落とし穴。
でも本当の変化って、“わかってる”ことじゃなく、“できてる”ことなんですよね。
自分を責めるクセが変化を止める
「気づいているのに、なんで変われないんだろう…」 「また同じこと繰り返してる。私ってダメだな」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
でもここで大切なのは、「変われない=ダメ」ではないということ。
あなたが今も同じパターンにいるのは、“意志が弱いから”ではなく、脳が慣れた安全圏から出るのを怖がっているからかもしれません。
私たちは、無意識のうちに「今までと同じパターン」を選びがち。そこに良し悪しはなく、ただ「脳の省エネ設計」が働いているだけなのです。
「変わること=失うこと」という無意識のブレーキ
「行動しようと思ってるのに、なぜか動けない」
そんなとき、もしかしたらあなたの内側には―。

もし変わったら、今ある安心がなくなるかもしれない…。
うまくいかなかったら、期待してた自分が傷つく…。
という、“変わることで失うもの”への無意識の恐れが眠っているかもしれません。
変化とは、未知に足を踏み入れること。 だから、どれだけ「こうなりたい」と思っても、脳は「今のままで安全だよ」と現状維持をすすめてきます。
でも本当は、「失う」のではなく“入れ替わる”だけ。 たとえば…
- 思考癖を手放すことで、自由な視点が手に入る
- 自分を守ってきた“言い訳”を手放すことで、行動できる強さが生まれる
何かを手放すと、何かが入ってくる。 その流れに安心できるようになると、自然と一歩踏み出せるようになります。
これは、虹視力®のセッションでもよく扱うテーマです。
自分の思考や行動の“設定”がどんなふうに現実を形づくっているのか。 無意識の「今のままでいたい」という設定を見つけると、それだけで未来が動き出すこともあります。
自己否定より問いかけを変える
じゃあ、どうすればそのループを抜け出せるのか?
答えは、「問い」を変えることです。
たとえば、こんなふうに自分に問いかけてみてください:
- 「なぜ私はこれをやらないのだろう?」→「私は何に怖がっている?」
- 「また同じ失敗をした」→「このパターンには、私にとってどんなメリットがあったんだろう?」
こうした問いかけは、自分を責めずに“仕組み”を観察する視点をくれます。
行動を変える前に、問いを変える。 それが、「気づき止まり」から抜け出す第一歩です。
行動が変わらなくてもOK。まずは“在り方”を整える
「よし、じゃあ動こう!」と思っても、すぐには行動に移せないこともあります。
でもそれでいいんです。
まず変えるべきは、「在り方」。
行動を変えるのではなく、“どんな自分でそれを迎えるか”という視点を持ってみてください。
- 「どうせまたうまくいかない」と思ってやる行動
- 「今の私はこれを受け取る準備がある」と思ってやる行動
同じ行動でも、在り方が違えば、現実の流れも大きく変わってきます。
進んでいないように見える時間こそ進化している
変化がないように見えるとき、自分を責めたくなりますよね。
でも、見えないところで脳や心は着実に変化しているものです。
内面の変化は、ある日突然、行動や結果として表に出てきます。だから焦らず、「気づきのあとに“育てる時間”が必要なんだ」と捉えてみてください。
振り返りワーク:あなたの“止まりパターン”を見つけよう
- 最近、“わかったつもり”で終わってしまったことはありますか?
- そのテーマで、実際に行動まで進んだもの/進まなかったものの違いは何ですか?
- “進めない自分”に対して、どんな言葉をかけてあげたいですか?
- 変わることで、私が“失うかもしれない”と感じているものは何がありそうですか?
- その“失いたくないもの”は、今の私に本当に必要?
このワークは、あなたの「知ってる」から「できる」への橋渡しになります。
気づきの先へ進む準備はできていますか?
「わかってるのに変われない」 そんな自分を責めるのは、もうやめていい。
気づきの先にあるのは、「問い」「在り方」「小さな行動」 この3つのバランスが、あなたを確実に次のステージへ運んでくれます。
焦らなくて大丈夫。 でも、“自分で変わる”と決めるのは、あなただけができること。
もし「自分ではなかなか気づけない設定や視点の癖を見つけたい」と感じたら、虹視力®のセッションもおすすめです。
次の一歩を、自分で決めるために。 今日、この瞬間から、少しずつはじめてみませんか?